【story #3】娘になるあなたに、義母からの世界でたったひとつの贈り物・・・


3人のやんちゃな息子たちも一番下が高校生になり、すっかり手が離れてしまいました。
「男の子は彼女ができたら、彼女のほうを大切にするからねぇ」
あきらめ半分、寂しさ半分、母としては息子が連れて来る彼女が気にならないはずがありません。
週末は3人の息子たちがおのおの彼女を連れて家に集まります。ただでさえ騒々しいのに、そのにぎやかなこと!
夫の両親も入れると10人分の夕食を用意しながら、母は複雑な心境です。
その週末もいつものように、わいわいとみんなで食事をしていると長男が改まった様子で話しかけてきました。

「実は・・・・子供ができました。結婚したいと思ってます!」

驚きの歓声に包まれた食卓で母は自分の中から、思いがけず喜びの気持ちが湧き上がってきているのに気がつきました。
「娘ができるんだ・・・」
長男が結婚する喜びや、孫ができる戸惑いよりもまず、娘ができる喜びに涙があふれたのです 。

〜包丁に大切な人の名前を入れて、世界でたった一つの贈り物を贈りませんか〜

母は、娘になる彼女の名前を包丁に彫って贈りました(これからは一緒に、賑やかに我が家の食卓を飾っていこうね)
これからも週末は、みんなで集まって賑やかで楽しい夕食が続くことでしょう。
新しく生まれた小さな家族の一員も加わって・・・・

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